世界の記念日

Vol.2 世界の記念日 2月~7月

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バレンタインデー:2月14日

~いつの時代も、困難なほど燃え上がる~

ローマ

女性から男性へ愛を告白する日として日本でも馴染みの深い記念日ですね。

ただ少し違うところは、日本では女性から愛を告白をする日、 チョコレートを贈る日として定着していますが、欧米では、男女間だけでなく家族や友人にプレゼントを贈ります。

日本の場合、チョコレートを贈る習慣になったのは、某お菓子販売会社がプロモーションを目的としたキャンペーンを展開したことがきっかけ で、現在のような形になったそうです。

では起源は何だったのでしょうか? 古代ローマ時代、聖バレンタインデーは、女神ユノの祝日が2月14日であったことに 始まります。

女神ユノは家庭と結婚の神様とされ、ユノの祝日の翌日2月15日から、「ルペルカリア祭」という安産のお祭りが行われていました。

この時代、男女が巡り合う唯一のお祭りだったため、お祭りで知り合い、パートナーとなったものと、そのまま恋に落ち結婚したそうです。

現代でいうところの合コンみたいなものかもしれませんね。 そして、この風習は、800年間も続けられてきましたが、当時のローマ教皇ゲラシウス1世によって、性的な乱れを助長するルペルカリア祭が若者の風紀を乱していることを憂慮し、禁止されました。

この事に反発したローマの若者達は、前日の2月14日に好きな人に愛のカードを渡すことを思いついたのです。

それがバレンタインデーの始まりです。 いつの時代も、困難なほど燃え上がる・・といったところでしょう。

参考動画 http://www.youtube.com/watch?v=_VtIw32XgRs

 

軽井沢、聖パウロカトリック教会でのバレンタインイベント  

 

 

ひな祭り:3月3日

~娘を想う親のキモチ~

日本

雛人形で女の子の成長と幸せを願う日とされています。

平安時代「上巳の祓い」といって、3月3日に陰陽師を呼びお祓いをさせ、自分の身に降りかかる災難を自分の生年月日を書いた紙の人形(ひとがた)に移らせて川に流しました。

厄を人形に移して祓ったこの「流し雛」の風習から、雛人形を飾り女の子の健やかな成長と幸せを願う現在の「雛祭り」と変わっていったようです。

当時の厄払い様子は今でも下鴨神社で行われる「流し雛」の行事に再現されています。

※画像はウイッキペディアより 雛人形を飾りますが、「桃の花」「お白酒」「草もち」「ひし餅」「はまぐり」などが供えられます。

お供え物には、それぞれ意味があります。

ひな祭り

「桃の花」は厄除け、 「お白酒」は邪気を祓う、 「草もち」はヨモギの香りが邪気を祓う、 「ひし餅」は心臓に見立て子どもの健康を祈る、 「はまぐり」は自分のかたわれでなければ絶対に合わないことから、女性の貞節を教えたと言われています。

また、ひし餅や雛あられの3色は 紅=桃の花、白=雪・緑=草木の生命を表しているそうです。

自然のパワーを受けて、健やかに成長できるということから、3色のお菓子を食べると縁起が良いとされています。

 

下鴨神社で行われた「流し雛」の行事  

 

 

ホワイトデー:3月14日

~日本流のお返しギフト~

日本

バレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性が、そのお返しとしてキャンディ・マシュマロ・ホワイトチョコレートなどのプレゼントを女性へ贈る日です。

起源は日本で、バレンタインデーが定着するに従って、菓子業界でお返しをする日を作ってはどうかというこれを受けた菓子業界では、昭和40年代に入って以降、個々に独自の日を定め、ビスケットやマシュマロ、キャンディ等を「お返しの贈り物」として宣伝販売するようになりました。

この習慣は日本から始まり、韓国・台湾・中国の一部など東アジア広がりましたが、欧米ではこういった習慣はありません。

 

 

聖バトリックデー:3月17日

~緑のモノを身に着けると幸せになれる~

XXXXXXX

聖パトリックデーはアイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日の日です。カトリックにおける祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日となっています。

アイルランドの国家・三つ葉のクローバーをシンボルとすることから、この日にシンボルカラーの緑色のものを身につけると幸福になれるとされています。

※画像はウイッキペディアより聖パトリックの祝日の様子 イギリスではこの日に三つ葉のクローバーを贈る習慣があると聞いています。

 

日本でのイベントです。東京表参道で行われたパレードの様子。  

 

 

ブラックデー:4月14日

~韓国の切ない記念日~

韓国

ブラックデーとは、バレンタインデーにチョコを、ホワイトデーにクッキーなどを贈る人がいなかった人々が集い、語り合うというなんともせつない記念日。

ブラックの名前の通り、その日の服装は黒い服で、飲む物はブラックコーヒー、黒いあんが特徴のチャジャンミョン(韓国風炸醤麺)麺を食べるという、決まりがあります。

でも、この日は自ら恋人が現在いないと宣言しているに等しく、そんな人たちがこの日をきっかけに付き合いを始める例も多いと聞いています。

つまり、彼女彼氏がいないフリー宣言をした同士の合コンの意味もあるそうです。 言い換えれば敗者復活戦ですかね。  

 

 

サンジョルディの日:4月23日

~スペイン発祥の愛の記念日~

スペイン

スペイン・カタルーニャ地方のサン・ジョルディ伝説をもとにしており、悪獣のいけにえに差し出された王女を救った伝説の騎士、サン・ジョルディを愛の守護聖人としてたたえ、いつしか彼が殉教した日4月23日に本と花を贈りあって、愛する気持ちを贈りあうようになりました。

サンジョルディの日

※画像はウイッキペディアよりカタルーニャの本市  

今でもバルセロナを中心とするカタルーニャ地方では、大切な人に美と教養、愛と知性のシンボルとして、1本の薔薇と1冊の本を贈り、この日を祝います。

男性は女性に花を、女性は男性に本を贈るの慣例です。 この日、カタルーニャ地方では、街に多くの花や本の市が立ち、人々は買い求めます。

美と知性のプレゼントを贈り合う習慣は素敵だと思いませんか?

 

スペインのサンジョルディの日  

 

 

秘書の日(セクレタリーデー):4月最終水曜

~オフィスワーカーの為の記念日~

アメリカ

4月の7日間ある最後の週を「秘書週間」と定め、その水曜日を「秘書の日」と呼ぶそうです。

この日は、上司が秘書や部下たちに、日頃の労をねぎらってちょっとしたプレゼントを贈ったり、昼食をご馳走するという習慣があります。

10月16日の「ボスの日」の逆バージョンです。 はじまりは、1952年に、職場における秘書たちの働きを認め、秘書として働く女性の数を増やすために設立されたという事です。

・・発想がアメリカらしいと思いませんか?  

 

 

母の日:5月の第二日曜

~亡き母を追悼した事から始まった~

アメリカ

5月の第2日曜日は「母の日」。誰もが知っている記念日ですが、母の日を祝う習慣はどのようにして生まれたかご存じですか?

その起源には諸説ありますが、よく知られているのは「100年ほど前の アメリカ・ウェストヴァージニア州で、アンナ・ジャービスという女性が亡き母を追悼するため、 1908年5月10日にフィラデルフィアの教会で赤いカーネーションを配ったのが始まり」という話です。

この風習は1910年、ウェストヴァージニア州の知事が5月第二日曜日を母の日にすると宣言し、 やがてアメリカ全土に広まっていき、1914年には5月の第2日曜日が「母の日」と制定されました。

ちなみに、日本で初めて母の日のイベントが行われたのは明治末期頃。

1915年(大正4年)には教会で お祝いの行事が催されるようになり、徐々に民間に広まっていったと伝えられています。

では、アメリカと日本以外の世界の国々に「母の日」はあるのかなと、少し世界の母の日について 調べてみました。

イギリスはイースター・サンデーの2週間前の日曜日、スペインは5月の第1日曜日、大韓民国は5月8日、イタリアやデンマークはアメリカや日本と同じ5月の第2日曜日、ロシアは11月の最終日曜日となっています。 国によって日付は違いますが、お母さんに感謝する気持ちは世界の国々で同じなのでしょうね。  

 

 

韓国の母の日

韓国

5月8日は「父母の日」です。 韓国語では「オボイナル」といい「父の日」と「母の日」を一緒に行ないます。

日本と同様でカーネーションをプレゼントする文化もあるそうですが、韓国で1番喜ばれる人気のプレゼントは「お金」だそうです。  

 

 

タイの母の日

タイ

タイ・シリキット国王妃の誕生日(8月12日)。

タイでは、この日を母の日としています。 王妃がお生まれになった金曜日の色は、『水色』と決められており、母の日にはタイ国民は、自分の母親や王妃さまへの尊敬や感謝の気持ちを表すために、こぞって水色の服を着ます。

当日は、主要な建物の入口に王妃の写真が大きく掲げられ、水色の旗を掲げ、新聞の一面にはお祝いの言葉が踊ります。母の日に、お母さんに贈る花は、ジャスミンです。

 

 

ネパールの母の日

ネパール

4月末~5月上旬の1日が母の日(正式には「母の顔を見る日」)です。

母親に甘いお菓子、タマゴ、果物などのプレゼントを贈ります。 結婚してはじめての母の日を迎える娘は、自分の家でいろいろなごちそうを作って、実家の母へ持っていくしきたりがネワール民族にはあるようです。

ネパールは多様な民族、宗教を持ち、人々は信仰を基盤とした生活を送ってきた為、1年中ネパールのどこかで祭りが行われています。

ネパールの祭りの日取りは太陰暦で行われ、西暦の暦とはずれが生じる為、毎年少しずつ日取りが異なります。  

 

 

オーストラリアの母の日

オーストラリア

5月の第2週の日曜日が「母の日」です。 母の日に贈る花といえば日本では、カーネーションが一般的ですが、オーストラリアでは、なんと菊の花です。

母の日は、オーストラリアでは一大イベントでホテルなどでも母の日プロモーションブレックファストやランチなどがあります。

母の日には、道路沿いに花束を売っている人の姿がみられます。  

 

 

フランスの母の日

フランス

5月最後の日曜日が母の日です。 ただし、キリスト教の精霊降臨の主日(Pentecot)が同じ日曜日となってしまう年には、6月の第1日曜日が母の日となります。

フランスでも、この日に母親にプレゼントする人が多いのですが、母の日とカーネーションとの結びつきに関しては、日本ほど強くないようです。

プレゼントはカーネーションという決まりはありませんが、日頃お世話になっている母に感謝の気持ちを表すという点では、日本と違いはありません。  

 

 

イギリスの母の日

イギリス

母の日は、イースター・サンデーの2週間前の日曜日に行われています。

(具体的には3月21日から4月24日の間)イースター(記念祭)は、毎年日付が変わる祝祭日です。

しかも、単純に2週間前に日曜日に行うのではなく「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」が正確な母の日だそうです。  

 

 

イタリアの母の日

イタリア

5月10日の第2日曜日が母の日です。

近年、イタリア国内の主な広場では、母の日になると”AIRC”による”アザレアの花の鉢植え”が販売され、その収入の一部はがん研究のために使われるといった催しが毎年のように開かれています。

(母の日=”アザレア”と定着しているわけではありませんが、この催しが定着すれば、イタリアでは”アザレア”が母の日の花と言われる日がいつの日か来るのかも知れません)  

 

 

ハンガリーの母の日

ハンガリー

5月の第1日曜日に行われています。 ルーマニアと同じように、「女性の日」として祝われており、小さい子供からおばあちゃんまでがお花や小さなプレゼントをもらえる日だそうです。  

 

 

ルーマニアの母の日

ルーマニア

母の日は3月8日です。 ルーマニアは、他の国とは異なり、「母の日」というよりは「女性の日」であるそうです。

この日は小さい子供からおばあちゃんまで花や小さなプレゼントをもらう習慣があります  

 

 

フィンランドの母の日

フィンランド

5月第2日曜日が母の日です。 フィンランドでは母の日の花はミニバラを花屋で買うのが一般的ですが、それよりもっと素敵な母の日の花は、「Vuokko-ヴォッコ」という二輪草の野の花だそうです。 子どもたちは当日朝に、家の庭や裏の森などから摘んできて、お母さんにプレゼントします。

また、ゆっくりベッドにいる母親に、家族がベッドまで、母の日のプレゼントと一緒に朝食を運んで来てくれる習慣があるそうです。  

 

 

トルコの母の日

トルコ

5月の第2日曜日が母の日です。 トルコにおいて母の日の合言葉は「母の日おめでとう!(Anneler Gununuz Kutlu Olsun!)」。

日本のように「お母さん、ありがとう!」とは少し意味合いが異なります。

子供の日や敬老の日と同様、子供のいる女性全てに対して「おめでとう」の言葉を伝え合います。

プレゼントは、白い花束が典型的な母の日のプレゼントとされていました。

現在では、花であっても色を問わず誕生日プレゼントのように好みによって、小物や衣類等さまざまな贈り物が選ばれます。  

 

 

エジプトの母の日

エジプト

母の日は3月21日です。 3月になると、街角にはコップ一式、お盆やスカーフなど母の日のプレゼントになりそうなものが並び始めます。

そして、イベント を開催する学校が多く、子ども達の踊りの発表会がありベリーダンスからヒップホップ系、アラブの伝統的な踊りなどいろんな踊りを披露するそうです。

母の日の幼稚園や小学校では園から風船とアラブ菓子などのプレゼントがもらえたり、先生にもケーキの差し入れがあったりと国民的なイベントです。

※ちなみに父の日はないそうです  

 

 

アルゼンチンの母の日

アルゼンチン

10月第三日曜日が、母の日 です。 日本では、母の日のお花はカーネーションというイメージがありますが、アルゼンチンではカーネーションにこだわらず、季節の花束、その他の贈り物をします。

また、子どもに限らず、知人同士がお互いに「母の日おめでとう!」とお祝いを言い合う習慣があります。

※参照 世界の母の日http://www.hahanohi.com/tokusyu/world/  

 

 

ローズデー:5月14日

~まるで最後の審判~

韓国

韓国は恋人の記念日がいっぱいありますね。 ローズデーは2月14日のバレンタインデー~4月14日のブラックデーまでにお付き合いした人への気持ちをバラの花で伝えるというもの。

恋人としてのOKならば「赤いバラ」、友だちとしてなら「黄色いバラ」、お別れするなら「白いバラ」を贈る習慣があります。

・・・まるで「最後の審判」ですね。 また、ローズデーと同じ日の「イエローデー」には、黄色の服を着て、カレーライスを食べれば恋人ができるというジンクスのある記念日もあります。

ひょっとして、白いバラを貰った人は黄色い服着てカレーライスを食べれば良いという事かな?  

 

 

恋人の日:6月12日

~フォトフレームに写真を入れて交換する日~

ブラジル

恋人の日はブラジルで始まり、恋人や家族、友人がお互いに贈り物を交換し、愛情と友情を深める日として知られています。

聖アントニオは、縁結びの神、女性の守護神であり、翌13日は「聖アントニオの日」とされています。

そのため、前日の12日には、恋人や夫婦間で祝いお互いに贈り物をする風習があり、その日が「恋人の日」となったそうです。

ブラジル・サンパウロ地方では、恋人同士がフォトフレームに写真を入れ交換しあう風習があることで有名です。  

 

 

父の日:6月の第三日曜

~父の日の花はバラ~

アメリカ

1909年にアメリカ・ワシントン州スポケーンのソノラ・スマート・ドッドが、彼女を男手1つで自分を育ててくれた父を讃えて、教会の牧師にお願いして父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。

母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラ。米国の家庭では白いバラを贈ります。

ソノラ・スマート・ドッドが、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたからとされています。

実は、母の日も父の日も悲しいお話から始まっているのです。

 


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